MAETOATO / THE CITY
二〇一〇年一月二五日、四軒から。家は人、道は縁、朱の橋は領域を越えた縁。
建物は、その人の記録の厚みで姿を変える──庵(一度きり)・町家・店・大店・櫓(五十回以上)。 区画は分野。演芸の横丁には寄席の櫓、テックの丘には塔、ものづくりの筋には蔵、食の湊前には暖簾が立つ。 道は縁が通ったあと──同じ区間を多くの縁が通れば、太い通りになる。建物の格は記録の厚み、高さは結ばれた縁の数(集合住宅・マンション・タワー)。縁が最も集まる三人の傍らには駅が立ち、駅と駅を電車が結ぶ。界隈の入口に鳥居、縁が最も集まる一帯に社、最も記録の厚い場所に五重塔、人の集まる辻に公園。 利用量の大きな街路を新しい縁を足さずに束ね、街の上を通る高速道路とした。