まえとあと の連載小説2005 — 2026
コロンブスの羅針盤 作品キービジュアル

SERIAL NOVEL

コロンブスの羅針盤

著者 望月大作

連載中

23

第2話まで公開

 学生のころに最後まで書き上げた、初めての小説を、ふと今の視点で書き直せないかと思った。AIが編集者として伴走できることも大きい。

 顔も憶えていない父のことを、大学生になった主人公が、高校の世界史教師と重ねて思い出していく話です。

 ただ、時代の空気感は書き上げた当時──2005年のまま持ってきました。

 連載感覚で更新するので、最後までご覧ください。

 大学四年の春。山下恵理は、就職活動のさなかで教師になる夢をあきらめかけていた。

 二歳のとき、父と兄は家を出ていった。恵理は父の顔をほとんど憶えていない。母と妹との三人暮らしが、彼女にとっての当たり前だった。

 物語は高校時代へ遡る。三年間クラス委員を務めた恵理は、無愛想で口の悪い世界史教師・山崎徹と関わるようになる。歴史は勝者が書いたものにすぎない。この世界は、精度の高い夢のようなものだ。夢はひとつではなく、たくさん持つべきだ──型破りな授業と、放課後の対話は、恵理の視野を少しずつ広げていく。

 やがて山崎は、理由を告げないまま転任していく。

 そして大学四年になった恵理は、二十年ぶりに兄と再会する。忘れていたはずの父の記憶が、少しずつ形を取り戻していく。

 2005年の日本を舞台にした、父と娘の物語。

第1話 五月の砂漠第1話から読む
話数 / サブタイトル公開日
  1. 第1話五月の砂漠
  2. 第2話無いものねだり
  3. 第3話蓬田詣で未公開
  4. 第4話最悪のオープニング未公開
  5. 第5話クロマニョン人未公開
  6. 第6話わたしの家未公開
  7. 第7話肩車未公開
  8. 第8話兄妹の証未公開
  9. 第9話ジャイアン主義未公開
  10. 第10話永遠の仮説未公開
  11. 第11話勝者の歴史未公開
  12. 第12話徹ちゃん未公開
  13. 第13話玉突き事故未公開
  14. 第14話夢は甘酸っぱいもの未公開
  15. 第15話先生の夢未公開
  16. 第16話離任式未公開
  17. 第17話ラッキーアイテムはメモ帳未公開
  18. 第18話雪の日の落とし物未公開
  19. 第19話大人はいろいろ大変未公開
  20. 第20話一枚だけ未公開
  21. 第21話俺だよ、俺未公開
  22. 第22話病室の札未公開
  23. 第23話コロンブスの羅針盤未公開

未公開の話は、公開後にここから読めるようになります。

コロンブスの羅針盤の作品情報
初稿執筆2005年
改稿2026年
分量約11万字
舞台2005年の日本
ジャンル青春/家族
形式一人称・全23話

大学生のとき、初めて最後まで書き上げた小説です。2005年に書いた原稿を、約20年後のいま、あらためて読み直しました。今回の改稿ではAIを編集者として使い、構成上の矛盾を洗い出しながら、物語のつながりを見直しています。一方で、登場人物たちが生きる時代は2005年のまま残しました。当時の空気感を保ちながら、いまの視点で書き直した作品を、全23話の連載としてお届けします。

望月大作

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