2020年、いろいろありましたが、その結果を経て、「まえとあと」は始まりました。
つまり、もし平々凡々に日々が過ぎていたならば、まえとあとは始まっていませんでした。今年のまず目標であるのが、一年つづけることです。
まえとあとを始めるまえに担当していたメディアでは一年継続することも叶いませんでした。今回まえとあとを始めたモチベーションの源泉はやはりそれがあります。最低限でも一年は続けることを一番ミニマムな目標としておいています。
なかなか困難な状況が続くなかで、取材することもままならない状況になることも予想されます。そんななかでもコツコツと少しずつ積み重ねていきたいと考えています。
今回メディアをやっていなければ出会っていない人も増えました。それが自分の財産になっていきます。PVを増やして増やして力をつけていくという方向性ではなく、シェアされて拡がって、また知らなかった人につながって、それが何かのきっかけになったり、自分の財産になったり、また何かの気づきを拡げることが出来たり。そんなことを考えています。
このメディアを通してやらなきゃいけないことは、いろんな価値観があるということと、どれだけフラットに世の中を俯瞰できるかだと考えています。
行き過ぎた目だったり、思いっきり利益重視の目で動いても、結果何もつながらないな、と自分の経験からも学びました。
まだまだ自分も矛盾しているようなことが多いなかで、自分自身も取材を通して学びながら「まえとあと」を作り上げていきます。
それはそうと、新年早々にテレビを見ていたら、タモリさんと鶴瓶さんのNHKの番組で、まえとあとの鼎談にも出ていただいている東京スリバチ学会の皆川さんが登場していて、とってもビックリしました。
街の面白さを再発見したまえとあと / 皆川典久+武田憲人+古川誠
取材している人たちが、別の何かに取り上げられていたり、何か新しいことを始めるきっかけになったり、新たな関係性や知らない一面を知れたり、みたいなことは、実はこれも自分がメディアを作っていくうえで大きなモチベーションになります。
そういう意味では、まえとあとというメディアはWebに掲載され、それが知られるだけがゴールではなく、もっといろんな展開が出来るように、今後も模索を常に続けていきます。
2021年を終えるとき、また前向きな年間総括が出来る一年にするべく進んでいきます。
編集人 望月大作
写真:平林克己
執筆:望月大作